デモクラシー速報

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カテゴリ:地方政治 > 静岡県

1: 民主主義者 2021/04/09(金) 15:12:37.21 ID:ZPKQzXjG9
https://news.livedoor.com/article/detail/19997334/

リニア中央新幹線をめぐる国土交通省の有識者会議が始まってからまもなく1年。

大井川の水をテーマに科学的な論点は出尽くし、議論は煮詰まったかに見える。
JR東海の金子慎社長は8日、「水については終盤戦に来ている」と述べたが、
工事に難色を示す静岡県の勢いは増す。焦点は「全量戻し」だ。

川勝平太知事は3月23日、有識者会議の進み具合を「1合目だ」との認識を示した。
難波喬司副知事が3月上旬に「8合目」と評したのと対照的だった。

この両者の差は、3月22日にあった10回目の有識者会議に原因があったとみられている。
有識者会議がこの日公表した中間報告の素案の中には「全量戻しとはならない」などと記されているためだ。

南アルプスにトンネルを掘れば山の水が抜ける。JR東海の計画では工事期間中は山梨県側などにこの水が流出する。
県はトンネルに抜けた水を大井川に全量を戻すよう主張している。

有識者会議の素案には「全量の戻し方が論点」としつつ、「工事期間中は全量戻しとはならないが、
下流の河川流量は維持される傾向にある」とある。JR東海の主張がソフトな言い回しで採り入れられた形だ。

これを受け金子社長は3日後の会見で「中下流に影響ないとの議論をいただいた」とし、今月8日も
「有識者会議も水利用に影響しないだろうとおっしゃっていただいている」と踏み込んだ認識を示している。

JR東海は、全量戻しでなくても大井川の水量と水質は維持できると考えている。
有識者会議では山をタンクにたとえるモデルを用いて説明。
県外に水が流出してもタンク全体の水の一部が減るだけで、大井川の流量には直接、影響ないというデータを出し続ける。

静岡県は県外に水が失われるのだから、長期的には地下水が減り、流量にも影響が出るとの主張を譲らない。
川勝知事は全量戻しにこだわりを見せ、有識者会議やJR東海に対する不信感を強める。

静岡県は当初から「全量戻し」にこだわってきた。

リニア中央新幹線は2011年に国土交通相がJR東海に建設を指示。その後の調査でJR東海は13年、
大井川水系で「最大で毎秒2トンの水が減る可能性がある」と予測した。

県はこれに対し、14年の環境アセスメントにおける知事意見として「本県境界内に発生した湧水(ゆうすい)は(中略)
全て現位置付近へ戻すこと」と求めた。それも「工事中及び供用後において」「水質及び水温等に問題が無いことを確認した上で」
との条件付きだ。17年に川勝知事はこの「全て現位置付近に戻す」という全量戻しの表明がないとして、
「堪忍袋の緒が切れた。JR東海には猛省を促したい」と記者会見で厳しい口調で詰め寄った。

JR東海は、大井川の水利用に影響を与えないようにするが、全量を戻すと逆に量が増える、などと説明してきた。
だが利水者の不安を解消するためとして、18年には「原則、トンネル湧水の全量を大井川に流す」と表明した。
翌年には長野や山梨との県境での工事では「全量を戻せない期間がある」と明らかにし、県との議論が難航。
国土交通省が仲裁のために有識者会議を発足するに至った。

大学教授ら7人でつくる有識者会議は昨年4月27日に始まった。1年間で会議は10回を数え、JR側から多角的なデータの提供があった。
それでも専門家である委員の間で解釈の仕方に違いが生じていた。

この中で、現実的な解決策を探る動きも出ている。大井川流域の8市2町は3月20日、JR東海に要望書を渡した。
この中で求めているのは「流量と水質」の保持。「トンネル湧水の全量」という文言はなく、柔軟に対応していく可能性が出てきた。

ただ、国交省によると有識者会議で「流量が維持される」との結論が得られたわけではない。水資源の問題でどのように決着を図るのか。
その決着で静岡県がどう反応するか。流域の自治体や県民の関心が高まっている。
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1: 民主主義者 2020/12/08(火) 06:10:30.28 ID:DEKBi1969
 未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、川勝平太静岡県知事は7日、県議会本会議で、「私はリニアに長く関わり、整備に賛成してきた。現在も推進すべきだとの考えに変わりない」とした一方、大井川の水や南アルプスの自然環境に悪影響を及ぼすならば、「認めることはできない」と明言した。【山田英之】

 リニアの必要性に対する考えをただした桜井勝郎県議(無所属)の一般質問に答えた。川勝知事は大井川の水を「流域市町の生活や経済活動に必要不可欠な命の水」、南アルプスを「ユネスコ(国連教育科学文化機関)のエコパークに登録されている世界に誇る貴重な自然環境」と表現。「議論や対話を不十分なままにしてリニアが必要か否か、あるいは許可を出すか出さないかというような単純な判断を拙速にしてはいけない。今、行うべきことは(JR東海と)対話を尽くすこと」と答弁した。

 桜井県議は「リニア工事現場から約100キロ離れた下流域で水枯れが起こるのか考えにくい」とも質問。市川敏之・くらし環境部長は、国土交通省の有識者会議の座長談話に触れて「大井川中下流域の河川流量が維持できなければ、中下流域の地下水に影響がある可能性を示している」と指摘した。

 市川部長はリニアのトンネル工事で出る掘削土についても「自然由来の重金属などの有害物質を含む掘削土が発生する可能性がある。有害物質が降雨などで溶出し、河川や地下水に流出すれば、水質に悪影響を及ぼすことが懸念される」と説明。「発生土置き場周辺の地質は脆弱(ぜいじゃく)で、土砂崩れで有害物質を含む掘削土が流出する恐れがある」と危惧した。

 また、大井川上流で取水して山梨県側の富士川水系に放流する田代ダムに対する県の見解について問われた難波喬司副知事は「リニア工事によって、田代ダムの取水口付近の河川流量は確実に減ると予測される。水利権者にも何らかの影響が及ぶ可能性がある。この問題は影響を与えるJR東海が考える問題。県は大井川の水利用が将来にわたって持続可能であるよう、利水者や流域市町と連携して水の保全に全力で取り組む」と語った。

毎日新聞2020年12月7日 17時37分(最終更新 12月7日 17時51分)
https://mainichi.jp/articles/20201207/k00/00m/040/153000c
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1: 民主主義者 2020/10/16(金) 14:02:05.54 ID:62Tm+sK89
日本学術会議の任命拒否問題をめぐり、菅総理を批判した川勝知事の発言に対して、三島市にきのう15日、爆破予告が届きました。

爆破予告は三島市のホームページの問い合わせフォームに
投稿されたもので「19日の午前11時半に市役所に仕掛けた時限爆弾を作動させる。市内の学校や駅にガスを噴射する」と書かれていました。
投稿には、菅総理を批判した知事の発言が気に入らないという趣旨の犯行動機のような内容も書かれていたということです。

三島市はすでに警察署へ通報していて、市内の公共施設の巡回を強化する方針です。

https://this.kiji.is/689672473401345121?c=626016390609077345

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1: 民主主義者 2020/10/15(木) 12:39:16.92 ID:oKtanSKc9
https://mainichi.jp/articles/20201014/k00/00m/020/102000c

未着工のリニア中央新幹線南アルプストンネル静岡工区を巡り、静岡県は工事による環境影響に対する考え方をまとめた文書を公表した。
JR東海に対して、掘削でトンネル内に湧き出る水を県内に全て戻すように求める「全量戻し」の要求は継続する。
県は「どのくらいの量の湧水(ゆうすい)が発生するのかを明確にすべきだ。
対策を考える前提として全量戻しは譲れない」と主張する。

8月に開かれた国土交通省の第5回有識者会議で、JR東海はトンネル掘削案を提示した。
湧水を県外に流出させない対策として3案を検討したが、いずれも「実現は極めて困難」と結論づけた。
湧水の県外への流出は避けられず、「県外流出する総量を極力、減らす対策を取る」と説明する。

座長の福岡捷二・中央大研究開発機構教授は会議後、
「湧水の流出に関して議論を行い、JRから示された工法は現実的であろうという意見もあった」としつつ、
「一定量の湧水が流出することから、大井川中下流への影響について、さらなる検討を進めるようにJRに要請した」
との談話を発表した。

一方、県は今月7日に「リニア建設の環境影響における考え方」をテーマにした文書を公表。
大量の湧水が県外に流出する恐れがあり、大井川の水利用や南アルプスの自然環境に与える影響は大きいとの見方を示した。
JR東海に対して、湧水の全量を戻せないことを前提にせず、「全量戻しを前提に対策を考えるべきだ」と要求。
「湧水が県外に流出すれば、大井川水系の水の総量は減る。水資源に影響は出る。ゼロリスクはあり得ない」と主張した。

また、国交省の有識者会議で、河川流量の変化を予測した「水収支解析」に基づいて説明するJR東海に対し、
県は「地下水の変化を推定する解析の精度は高くない」との指摘を続けている。
県中央新幹線対策本部長の難波喬司副知事は「トンネル湧水量が分からないのに『大井川への影響はゼロ』と言うのは、論理が矛盾している。
根拠も分からない。大井川流域の水の総量を減らさない前提でJRは対策を考えてほしい」と提案した。

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1: 民主主義者 2020/08/16(日) 18:47:33.57 ID:LoQcaXoI9
リニア中央新幹線建設工事を巡り、静岡県内の住民らが、JR東海に対し県内区間(10.7キロ)分を着工しないよう求める訴訟を静岡地裁に起こすことが15日、市民団体への取材で分かった。早ければ9月にも提訴する。

市民団体の関係者によると、工事により大井川の水や南アルプスの動植物に影響を及ぼす懸念があると主張するという。

2020/8/15 11:50 (JST)8/15 11:58 (JST)updated
https://this.kiji.is/667198979707880545?c=39550187727945729

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