デモクラシー速報

なぜか右寄りのまとめブログばかりが目立つので、それに対するバランサーとしてやっていきます。

タグ:法務省

1: 民主主義者 2021/09/22(水) 15:37:11.05 ID:CcZeBBHU9
スリランカ人男性2人が難民不認定処分を受けた後、入管から訴訟を起こす時間を与えられずに強制送還させられたとして、国を相手取り計1000万円の賠償を求めた訴訟の控訴審判決が22日、東京高裁であった。
平田豊裁判長は入管職員の対応について「憲法32条で保障する裁判を受ける権利を侵害し、国家賠償法の適用上、違法になる」として、計60万円の賠償を命じた。
スリランカ人男性の代理人弁護士によると、外国人の強制送還をめぐり、違憲判決が出たのは初めて。

時事ドットコムニュース
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021092200768
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1: 民主主義者 2021/08/21(土) 15:36:19.63 ID:7dgohvVn9
上川陽子法相は20日の閣議後記者会見で、名古屋出入国在留管理局の収容施設で、スリランカ人女性が死亡した問題を受け、
出入国在留管理庁に改革推進プロジェクトチームを設置したことを明らかにした。改善点などを洗い出し、必要な措置を講じる方針だ。

医療体制の不備認める 受診要望、幹部に届かず―スリランカ女性死亡・入管庁報告書

 上川氏は「出入国在留管理庁のすべての職員が今回の事案を自らの問題として捉え、改革に向けた取り組みを主体的かつ迅速に実行することが重要だ」と述べた。
 チームは同庁の出入国管理部長がトップを務め、約20人で構成。10日に立ち上げた。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021082000584&g=soc
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1: 民主主義者 2021/08/21(土) 13:31:53.66 ID:7dgohvVn9
名古屋入管に収容中死亡したスリランカ人女性のウィシュマさんの問題について、遺族にのみ開示された監視カメラの映像の全容がわかった。
そこに映し出されていたのは、日々衰弱しながらも生きようとしたウィシュマさんの姿と入管職員の人権を蹂躙する非人道的な行為だった。
ともに映像を見た従姉妹マンジャリさんに映像の詳細を時系列で聞いた。

「“鼻から牛乳”は日本のジョークです」と職員が説明

3月1日午後9時32分から37分の5分間。

職員2人が部屋にいてベッドに座っているウィシュマさんに薬を渡す。「喉の奥まで薬を入れてね」と職員が言うが、ウィシュマさんは水を飲んだら嘔吐してしまう。
そのあとウィシュマさんが「コーヒー」と言って、職員が紙パックのカフェオレを渡す。
職員がウィシュマさんの嘔吐のあとを拭こうとすると、ウィシュマさんがカフェオレを吹き出し、それを見た職員が「鼻から牛乳や」と言って笑った。
ウィシュマさんは「コーヒーだけ飲める」と語って映像は終わった。

この映像を見ながら入管庁の職員は「これは日本のジョークです。ウィシュマさんと仲良くするための」と遺族らに説明した。
これに対してポールニマさんが怒り「こういう状況で冗談を言うのか」と言うと職員は黙り込んだ。この頃になるとワヨミさんはずっと泣いていた。
「痛い」と訴えても「しょうがない」と嘲る職員

3月2日午後6時45分から47分の2分間。

ベッドに寝ているウィシュマさんを職員が動かそうとして、服や手を引っ張るとウィシュマさんは大声で「痛い」と訴える。
職員は「自分で身体を動かさないから、痛いのはしょうがない」「食べて寝るだけだから身体が重くなる」と嘲るように言う。なぜ身体を動かそうとしたのか説明はない。

3月3日午後4時58分から5時10分の12分間。

部屋には職員1人と白衣を着た看護師がいる。ウィシュマさんはベッドに寝ていて、「まるで遺体のように動かない」(マンジャリさん)。
看護師は体温と血圧を測り、いろいろ話しながらウィシュマさんの手のマッサージをする。

看護師はウィシュマさんに手を握ったり広げたりするように言うが、ウィシュマさんは出来ない。さらに看護師はウィシュマさんの腕を上げ下げするが、大きな声で痛がる。

「本当に看護師なのか」と遺族は訝しがった

看護師は「明日先生に会うから症状を全部言うように。ご飯を食べられない、歩けない、耳鳴りがする、頭の中が工場みたい(幻覚をみる)」と言うと、ウィシュマさんは「死にたい」と言う。
看護師は「日本人の金持ちの恋人を探して結婚して幸せになるんじゃないの」と言う。

そのあとも看護師は4、5回「明日先生に症状を言うように」と繰り返した。ウィシュマさんが「目も見えない」というと「それも言ってね」というだけだった。

(中略)
この後「時間もかかったので休憩しましょう」となり、遺族は休憩室に移ったがワヨミさんが大声で泣きだし嘔吐した。
そこで「これ以上映像を見るのはやめよう」と、代理人の指宿昭一弁護士と相談して、映像を続けてみることを中止した。

これが12日遺族に開示された映像の全容とその日の遺族の姿だ。

最後の映像から3日後、ウィシュマさんは死亡した。入管庁の公開した最終報告書には、死因の特定は困難だとしている。

遺族の代理人の弁護士団は、収容中の状況をさらに詳しく調べるため名古屋入管に対して行政文書の開示請求を行った。

しかし名古屋入管から送られてきたのはほぼ黒塗りの約1万5千枚の文書だった。

(中略)
すべての映像を公開し入管制度の国民的議論を

いまの入管制度と組織が変わらない限り、ウィシュマさんのような悲劇は必ず繰り返されるだろう。そしてこの人権を無視し、非人道的な行為に加担させられるのは日本の前途ある若者なのだ。

国連も問題視する非人道的な入管制度が抜本から変わらぬ限り、日本という国に未来はこない。

まずはウィシュマさんのすべての映像を公開し、国民1人1人が入管施設の現実を直視したうえで議論を始めるべきだ。

映像の公開が無い限り、政府は人権を軽視し国民から真実を隠そうとしていると言わざるを得ない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b81e5afa49a70f1bbad519b7c9b62fa49b2f0ba7?page=1
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1: 民主主義者 2021/03/12(金) 20:07:50.70 ID:2LJVk6iD9
 迫害から逃れてきた難民や家族が日本にいるなど、母国に帰れない事情がある外国人の人々を、
法務省・出入国在留管理庁(入管)が長期拘束している問題で、上川陽子法務大臣から驚愕の発言が飛び出した。
(中略)
○無期限の収容を容認

 日本において、入管がその収容施設での外国人の収容を、裁判所など独立した機関からの判断なしに、
無期限に行っていることについて、国連人権理事会の恣意的拘禁作業部会は、
国際法で禁じられている「恣意的な拘禁」であるとの意見を昨年9月にまとめ、日本政府に対し改善勧告を行っている。

だが、先月閣議決定された入管法「改正案」では、収容期間の上限は設定されていない。
これについて、筆者が今月5日の定例記者会見で、上川法相に質問したところ、

┃収容期間の上限を設けますと、送還をかたくなに忌避し、
┃収容期間の上限を経過した者全員の収容を解かざるを得なくなるということになります。
┃また、収容を解かれることを期待しての送還忌避を誘発するおそれもあるということでありまして、
┃適当ではないと考えたところでございます」

 との回答だった。だが、これは非常に由々しき問題発言である。
まず、収容とは、入管法、退去強制令書が発令された外国人を送還する際に、逃亡を防ぐため必要に応じて措置であるし、
入管のマニュアルにも「飛行機待ち・船待ちのため」に行うものであると書かれている。

ところが、帰国を促すために期限を設けず、収容するというのであれば、本来の目的から大きく逸脱しているだけでなく、
憲法第18条が禁止する「意に反する苦役」や、拷問等禁止条約第1条第1項が禁止する「拷問」に該当するものであって、
この点からも明確に違法であるとの指摘*もある。

*退去強制令書による収容に期間の上限を設けるとともに、
人権条約に適合する方法で出国が困難な外国人の問題の解消を図ること等を求める意見書(東京弁護士会)

 これまで筆者がいくつも記事を配信してきたように、入管の収容所では被収容者の身体的な自由を奪うのみならず、
様々な人権侵害が頻発してきた。被収容者に対する暴行や虐待、セクハラ、差別的な言動や屈辱的な扱いなどの
モラハラ等の問題が恒常的に続いている。
そのため、精神的に崩壊する被収容者も少なくなく、自殺未遂が頻発し、実際、亡くなってしまった被収容者もいる。

また、収容施設内で適切な医療が受けられないことも深刻で、
つい最近も名古屋入管に収容されていたスリランカ人の女性が死亡した件でも、
支援者側は体調悪化が著しかった女性への対応を、くりかえし入管側に求めていたのだという。

そもそも収容してはいけない人々を収容

 こうした入管側の対応に対しSNS等ネット上では「不法滞在する方が悪い」と擁護する意見もあるが、
そもそも帰国することが事実上無理である人々に対し、法務省及び入管が個別の事情を認めず、
収容で精神的・身体的に追い詰めていることが問題なのである。法務省・入管側は「送還忌避者が増えている」と主張するが、
2014~2018年までの退去強制の決定における送還率は99.8%だ*。

つまり、在留が認められず「不法滞在」であるとして帰国を命じられた外国人の大多数が、実は自ら帰国しているのである。

 では、劣悪な環境の入管の収容施設に長期収容されてもなお、送還を拒んでいる人々にその理由を聞くと、
難民認定申請中であったり、日本人や永住権のある外国人と結婚し、家族が日本にいるから、というものが大多数を占める*。

つまり、法務省・入管はそもそも収容すべきではない人々を、彼らにとっては事実上無理である「帰国」を強要するため、
本来の目的から外れて、著しい心理的・身体的な苦痛を伴う収容を行っており、それはもはや「拷問」に等しいということだ。

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全文
https://news.yahoo.co.jp/byline/shivarei/20210312-00227142/

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